玉ねぎの特徴

玉ねぎの品種についてですが、大きく分類すると、「辛玉ねぎ」と「甘玉ねぎ」に大別することができます。最も一般的によく出回っているのが「辛玉ねぎ」です。いわゆる切ると涙が出てくるタイプのものです。

 

このタイプにも品種がいろいろあり、国内で多く流通しているのが「黄玉ねぎ類」で、「白玉ねぎ類」、「紫玉ねぎ・赤玉ねぎ類」、「小玉ねぎ類」、「ヨーロッパ産エシャロット」ということになります。

  • 一般的に玉ねぎは収穫後に干されて、表皮を乾燥させます。それは保存性を高めてから出荷するためで、黄玉ねぎがこうして出荷されます。
  • 別で、「新玉ねぎ」と呼ばれるものもありますが、これは主に白玉ねぎの品種のことで、水分が多くて乾燥処理に向かず、収穫後はすぐに出荷されるのです。黄玉ねぎを乾燥処理せずに収穫後すぐに出荷するものも新玉ねぎと呼ばれることがあります。

一般的な玉ねぎは通年を通して旬ですが、いわゆる新玉ねぎは春が旬になります。需要の非常に多い普通の玉ねぎは、全国で栽培されますし、保存性も高いので旬は特に無くなったのです。

 

もっとも多く出回っている黄玉ねぎでは、イエローダンバース系の「札幌黄」、「泉州黄」からの改良種が多くなっています。

 

白玉ねぎはあまり多く栽培されていませんが、「愛知白」という品種が春になると市場に出ます。外側の薄皮も白く、水分が多くて甘みもありので、生食のサラダに最適です。