玉ねぎの上手な活用

玉ねぎは保存性の高い野菜ですが、それでも頭の部分から傷んできます。つまり、頭をさわってみてやわらかい場合は中が腐っていることや傷がある可能性があるというわけです。押して肉質がしっかりとしていれば大丈夫です。

 

首部分は、乾いていていること、細くしまりがあることがポイントです。芽や根の出てしまっているのは、水分や栄養分が減少していて、味も落ちています。

 

外皮がよく乾燥しているとツヤもあり、かたく締まって重みがあります。赤玉ねぎや白玉ねぎは、皮が美しいことを選ぶ基準にしてください。赤玉ねぎなら赤紫がくっきりと鮮明、白玉ねぎもより白いものを選びます。

 

玉ねぎの保存についてですが、基本的に黄玉ねぎなら、保存の仕方次第で1~2ヶ月もちます。保存のポイントは風通しの良さです。逆に蒸れや湿気は大敵で、そうしたところに置いておくと根が出て味が落ちてしまいます。直射日光を避けて常温で暗くして保存します。風の良く通る軒先などの冷暗所に、ネットなどで吊るしておくのがお勧めです。

冷蔵庫の野菜室は、湿度が高い(90%前後もある)ので、黄玉ねぎの保存には不適切です。また、水分の多い新玉ねぎ、赤玉ねぎはすぐに風味が落ちるので、保存には向きません。冷蔵庫で保存しても、2~3日以内に食べるようにしてください。ちなみに切る時に涙が出るのが嫌な場合は、玉ねぎを切る前に冷蔵庫で15分ほど冷やせば、揮発成分の発散が抑えられますので、試してみてください。